愛ダケじゃ、育たない。

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障害と犯罪とカミングアウト 2

カミウングアウトで悩んでおられる方も、多いと思う。
軽度なら尚更である。
 
そして私も、その一人だ。
 
 

ある程度の知識 (多分、私程度で十分 があれば。
発達障害の傾向アリの場合、4歳児(年中 だと、30分程度の会話をすれば分かる。
 
息子と毎日会話をしているからか、会話方法、表情、仕草。
あれ? といった取っ掛かりから、会話の展開、語彙、等など。
どうして分かるのかなんて聞かれても困るけれど、同じ経験・体験をしておられる
発達障害児の親は、多いと思う。
 
だから、多分・・・。
保育経験豊富な園の先生方には、多分、見抜かれている。
私は現在の幼稚園に、
息子の特性を性格として記述し提出はしているが、診断名を伝えていない
二度目の発達テストで、やはり「高機能自閉症」の診断が出たが。
こだわりやパニックも激減しており、園生活で”障害があるから”特別な支援を・・・、
といった、緊急を要する配慮の必要性を感じていないのが現状だ。  
療育に通う曜日は伝えているが、園行事(園外保育:どんぐり拾い などと重なれば、
園生活を優先しており、療育で得られる経験と園生活で得られる経験を秤に掛け、
その都度、優先順位を決めている日程なので、担任の先生は困惑されておられるだろう。
 
幼稚園のママ友達に
「昨日は息子ちゃん、登園が遅かったんやって?どしたーん?」
と屈託無く聞かれ、都度苦しい言い訳にも疲れて、気の置けないママ友達には、
「ふっふーん、内緒です、はい」 なんて、答えている。
ママ友達に園生活のアレコレを相談するにはするけれど、その肝心な箇所は。
詳細を説明したとしても、身を持って体験してみないと理解はなかなか得られない、
息子の行動において興味本意が先にたった話が多くなろう、とサラリと受け流す。
 
カミングアウトする事で、うける「子側の不利益」 とは。
やはり私の勉強不足から生じる、周囲からの息子への「誤解」もあろうし何より。
「事」が起こってから (○○君と喧嘩をしたが、息子が逃げてしまい解決に至らない など
の場合、先方の親御さんの思いとして、
 「息子君は、○○するのが苦手やねんて、今度はこうしてみたら?」といった
建設的な配慮や理解ではなく、
「息子君は、○○出来ないのよ、だから、距離をおいて付き合いなさい」みたいな、
息子が定型のお友達間で得られるはずの何かに対しての線引きの形成が一番だろう
この箇所だけをクローズアップすれば、それじゃ、定型のお友達は、息子から
何を学び、何を得るのか、といった相反した意見もあろうが、
そういったお友達は、「ああ、そういうお友達も居てるねんな」と。
経験を通して、早い時期から応用を学ぶ(察する のではなかろうか。
そして、そこに。
「息子ちゃん、すぐキー!って言うからな~」で、自ら距離ある関わりを選択する子どもも。
それが可能だから定型なのであり、コミュニケーションを発達させられるのだ。
 
息子には、やはり、その箇所が難しい。
  
息子に必要なのは、「ピンチの時に助け、適切な支援を与えてくれる誰か」ではなく。
ピンチの時に、自らが助けを呼べる、または、適切な支援を自らが求め適えられる経験だ。
 
息子が療育のお教室からの帰り道、呟いた事があった。
「息子ちゃん、これみてね、みたいにしたら、出来るねんなー」 と。
「これみてね」とは、療育先での工作手順表や、白い大きなマグネットボードに、
① くろいせんをきる 等と書かれた横に、張られた画像を指すのだが、
視覚支援が理解し易いと自覚があるのに加え、レゴなどの組み立て工作は、
一人で説明書の絵だけを見て、かなり難しい物も作製の経験があるのを踏まえ、
「出来ない場合」の比較を自身がした。
すかさず、私は。
「これみてね、が無かったら、たいへん?出来へんかなー?どやろ?」と聞けば。
「うーん、出来るねん・・・、出来る、けどー、なんかグチャグチャ」 と言う。
「グチャグチャ嫌やの?」と言えば、「イヤ」と言う。
なので。
「ほんなら、息子ちゃんが、これみてね、みたいなの作って!いうて先生に言うたら?」
と言うと、
「んー、息子ちゃんだけ?」 と言うので 
「うーん、でも息子ちゃんが困ってんなら、他のお友達も困ってるんちゃう?」 と言うと。
「・・・・、(長考の末 いいよ、いいよー、また今度で!」とセット言葉で返答されてしまった。
 
今はまだ、時期尚早やったかな、と思いながらも。
「困ってる気持ちや、イヤな気持ちは、ママに教えてね、約束やで!」と。
キツーく小指を絡ませ、げんまんしてあるので、時期が来れば息子本人が。
まず先生に、お友達に、と私経由で (一緒に考えながら
自分の困ってる気持ちを伝えられるチャンスがあると思う。
その困った気持ちを聞き、対処してくれる相手、素通りする相手・・・と、
様々な反応を息子は知り、また多くの経験を積めるだろう。
 
私が周囲にカミングアウトする事で、こういった息子の利益を失わせたくない。
そして、また。
カミングアウトする事で、私では与えられない多くの経験や感情を、素通りさせたくない。
カミングアウトすれば、私にとっての不都合は激減する。
園に遅れる言い訳から逃れ、ママ友達からの表面上の理解、同情を得られ、
腫れ物に触るような扱いを受けつつ、子供同士のトラブルの際にでも、
それは、かなりの効力を持つ免罪符になろう、が。
今は軽度であるからこそ、教える事、教わる事が多い集団への接着面を減らしたくない。
 
障害があるが故に犯罪に巻き込まれる確率は、集団へ身を置くことで、かなり上がると思う。
特に息子のように、周囲が気になり、落ち着きが得られない(集中が途切れるタイプ は。
教室内で授業中に誰かが立って歩き始めると、自身もつられて・・・、といったタイプだ。
事の善悪が自身の判断に委ねられる前に、周囲に流されてしまうからだ。
「○○君も、やってたからー」や「○○さんも、楽しそうだった」等という言い訳が、
小学校低学年なら通用しても、中学年以降には見事に3つに分かれる。
「誰かが楽しそうにやってた、でも、悪い事やなー」と観察しつつ、行動は起こさないタイプ。
「なんか楽しそう!」と判断するが、実際やってみて、「・・・これはあかん事かな」と、
冷静に自身の経験を省みて手を引くタイプ。
「楽しそう!」という自身の思いのみに焦点が当たり、善悪の判断は二の次で、
結果や周囲には一切、我関せずで進むタイプ。
・・・息子は、誰がどうみても三番目で確定だ。
 
私は、息子に「こうなって欲しい」「」こういう職業に就かせたい」といった、
息子を持った母親ならでは、の期待や楽しみを持ってはいるけど。
息子には、条件ではなく「なりたくてもなれない」「したくても出来ない」要素がある。
 
幼児期の「今」の負担を軽減する、時期尚早なカミングアウトよりも。
3つにいつか分かれる個性があるなら、それまでは。
「やりたい」と瞬時に動く体と心の前に、「ちょっとマテ」の経験を積ませたい。
それが、今、息子のストレスになったとしても。
因果関係が、ある程度の理解を伴う年齢になった時に、失敗の経験からは、
学べないなら、成功の経験として多く残った方が良いと考えている。
幼児期の今なら、そのストレスを発散する手段も安易に導き出せる。
 
私から生れ落ちたその時から終生、好奇心の塊は。
”障害”という名をもって、息子の中に留まっている。
カミングアウトしない事で、それをコントロールする経験を与えたい。
ひとつでも多くの原因と結果とを、体験させたい。
 
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コメント


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こんにちは

はじめまして。

うちにも幼稚園年中の男の子がいます。
今、発達相談で検査中です。
たぶん、なんらかの軽度の発達障害と言われるでしょう。
園側も相談に行っていることは知っているので、よくもわるくも特別視されています。

特別視されていなければ、見過ごされていたことも逐一報告されますし、それって健常児ではありえないことなの?というようなことまで・・・。
例えば、給食のメニューに嫌いなものが出てたら怒っていたとか、モノの貸し借りでトラブルになったとか。

相談に行っているのをカミングアウトしただけで、この扱いです。
園側としては配慮をしていますとのことでしたが、何でも息子の思う通り、ストレスにならないようにやっていくことが息子のためになるのかと疑問に思っていたところでした。

息子は経験値が必要なタイプです。
健常児が生まれたときから自然に身につけている感覚が経験を積むことでしか得られないタイプなんだと思います。
なので、幼稚園というまだいろんな助け舟がある場所でどんどん経験値を積んでいってほしいと思っています。
『ちょっとマテ』の経験、大事ですよね~。
すごく共感させられましたので、初コメントです。







いろは | URL | 2009年12月01日(Tue)23:38 [EDIT]


いろはさん

初めまして。
ご訪問とコメントをありがとうございます。
 
>良くも悪くも特別視。
その気持ち、とても分かる気がします。
先生方の些細なお知らせに、内心「それって支援が必要って意味かなあ」なんて考えさせられる時です。
「良くも」の部分は私自身、息子の園生活の日常を把握したい、と常に思っているので、些細な事でも「あー、そういう事をしてるから自宅に帰って○○って発言やねんな」と先生方が私の観察眼&情報源となって下さり、支援の有無をこちら側に全て預けていただける、といった点でしょうか。
 
モノの貸し借りだとか、「今日は嬉しい事があったんです、自分の気持ちを泣きながらも言えたんですよ!」なんて報告は、私の心配を(息子が自己感情を出しにくい等 少しずつ取り除いて下さってるのかなあ、なんて。
喧嘩に発展した事の報告もありますが、こちらとしては「事の前後」を知りたい訳で、喧嘩してしまった事の内容は程ほどで良いのですが、前後の息子の様子を知らせて欲しい・・・と思ってはいます。
 
ですが加配も付けておらず、正確な診断名も伝えていない状況では無理だろうなあ、と(汗
 
必要な支援をカミングアウトする事で「園側に望む」のではなく、園側からの情報を元に「親側」が提示しなければ、的確な支援は得られないと思っています。
園側の先生方は確かに勉強もされておられますが、専門の知識を有しておられるのではないですし(苦笑
 
カミングアウトは、息子に何を与え、息子が何を望むのか、を考えながら・・・ですね~。
したから、といって決して障害は無くならないのですから。
お互いに年中さんだとこれから!ですね。
頑張りましょう~~。

ママ | URL | 2009年12月08日(Tue)12:16 [EDIT]


 

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