愛ダケじゃ、育たない。

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謝罪の意味と了承の仕方

「ごめんね」を最近、よく言う息子。
それだけなら問題はないのだけど、問題はそれを言う「場面」
 

二人並んでテレビを観ている最中に、ほんの少し息子の足が私の足に当たった。
特に痛いとも言わず、当たったなら邪魔だろうと思い、足を避けると。
「あ、ごめんね、ごめん」と言う。
「え? 平気やで?いいよ?」と言えば。
「息子ちゃん、今、足に当たったから・・・、ごめんね?」と顔を覗き見る。
必要以上に謝り、口癖のように「ごめんね」を使い、
その一言を言ったから、問題ないとでもいうように後は素知らぬふりをする。
 
定型の子どもであるなら、
まず「ごめんね」を言う前に相手の様子をみるだろう。
謝った方がよいのか、また”どういった謝り方が適切か考える”だろう。
だが、息子はいつも謝り方が同じ。
ゴツンと派手にぶつかった時も「あ、ごめんね?ごめんね?」であって、
前述した様に、ホンの少し足が当たった場合も同じ。
謝った後にまだ相手が痛がっていても、苦悶の表情を浮かべていてもあまり関知せず、
とにかく、「あ、ごめんね?ごめんね」を言うとオシマイ。
 
謝り方にもバリエーションがあるだろう、と思うが。
例えば、激しくぶつかって互いに驚いて痛がっている時は、
「あっ!! ごめん!大丈夫?」や、逆に「痛ったー! 痛いよ!もう!」等。
だが、相手に抗議はおろか、とにかく相手に当たると謝る息子。
抗議をして欲しいと思っているワケではないが、こんな時もいわゆる「定型文」だ。
つくづく、難しいよなー、と思ってしまう。
 
社会に出れば当然、負けるが勝ちの場面も多いが、”先に謝罪をした方が負け”な場面もある。
そういった駆け引きには、まだまだ早い4歳児だけれど、相手の様子を見て謝罪が出来ないなら、
「本当のごめんね」は難しい。
「ごめんね」や「ありがとう」は相手の心へ届けようとする自身の気持ち。
いつか息子は、「謝れば済むと思ってる」と誰かに言われるだろう。
その時に、
「謝ったんだから、いいやんか!」とそれが怒りに変わらないように。
「ごめんね」の向こう側を教えたいと思っている。
 
私が運転中に、助手席でシートベルトをしている息子が手を滑らせ、水筒を落とした。
コンと軽い音はしたが私は意に介さず、運転を続けていても、いつも同じ。
「ごめんね?ごねんね?」である。
「どうして?」と聞けば、
「運転してるのに、落としちゃったから・・・、ごめんね?」と言う。
最初はソレほどまでに私の顔色を伺っている様子を”私が怖い”のかな、と思っていたが、
どうやら自分がアクションを起こした事による、”相手のリアクションが予測出来ない”のが原因だと分かった。
 
「ごめんね」を言う側は許しを乞う(相手にしてもらいたい 気持ち。
「ごめんね」を言われる側は、赦しを知る 気持ち。
相手の不愉快な気持ちや痛みを知らねば、その気持ちが何に変化するのかも理解できず、
互いのどちらが欠けても「ごめんね」の謝罪には値せず成立しない。
 
息子には、その両方を会得するのが難しいのだろう、だから。
「ごめんね」と言葉にする事だけが謝罪だと認知しており、逆に相手からの謝罪は受け付けにくい。
気持ちの切り替えの苦手さもあろうが、少しぶつかったお友達からの「ごめんね」に対して、
「いま、イヤな気持ちだから、ごめんねしない!」等と言う。
 
だから、せめて。
せめて私と一緒の時の「ごめんね」に対しては。
「いいよ~、そんなん、チョットの事やん!大丈夫やから!」
「痛くないから平気だよ、謝ってくれてありがとね」等と言う。
息子が「ごめんね」を言われた時に相手に言って欲しい言葉を紡ぐ。
また、
「ごめんねって、そんな「ごめんね」じゃきかへんわ!」等も交えて(笑
 
ごめんねの向こう側を、いつか息子が理解出来る日を願いながら。
頑なさと繊細さを持ち合わせている、彼だから、こそ。
 
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害・自閉症へいつも応援ありがとうございます。
 



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コメント


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はじめまして。
いつも読ませていただいています。
3歳半の娘はまだ診断名は受けていませんが、
グレーの色が濃くなってきているように感じています。

その娘も、この頃やたら「ごめんね」を連発します。
息子さんのとはまた違う感じですが、
思い通りにいかなくて、怒って、泣いて、最後に
「ごめんね~」
という、パターン化してきています。
言い方としては感情がこもってる風ですが
あまりにも頻発するのでかえって不自然さを感じます。
正に
「ごめんって言えばいいかと思って!」
という感じです。

病院の先生は「ごめんが言えるのはすごい成長」と
おっしゃいますが、やはりコミュニケーションの中で
生きた「ごめんね」を使えるようになって欲しいです。

あっこ | URL | 2009年12月10日(Thu)14:04 [EDIT]


こんにちは

うちも同じです。不安の強い児ってのも関係しているのかな?と少し思ったりもしました。
状況問わずのごめんねには感情が感じられないときもある。ありがとうも同じですね。ここはありがとうって言うところ。ここはごめんって言うところとまるでパズルをはめるように使っています。
とりあえずあやまれば大丈夫みたいな感じがありますね。

最近進路のことで市から断られたりとバタバタしているせいか娘も揺れています。リビングにツバ吐きしたりね・・・(汗)

早く落ち着く環境になって、落ち着いて家庭内での療育もしていかないとなぁと思っています。
問題は山積み中です(汗)

また覗かしてもらいまーす♪

いろどりママ | URL | 2009年12月11日(Fri)13:40 [EDIT]


心に届きました

はじめまして…ではありません。以前こちらにコメントしたこともあるne-nekoです。
ママさんの気持ちが、私の心に届きました。言葉を場面に応じて、変化させることは難しいですね(*_*;
向こう側を知らない大人も大勢いる…。
ママさんの気持ちがあれば、息子さんは向こう側のわかる大人になってくれるのでは、と希望を見ました^^

追伸:帰郷して、支援士養成セミナーに行きました。よくわからなかったです。これは一筋縄ではいかない、と感じました。オーダーメイドの様な仕組みが望ましいと感じたのですが、それ以前に問題山積み…自問。

なみい | URL | 2009年12月11日(Fri)17:17 [EDIT]


うちの子は、自然にごめんねは、なかなか出てこないです。
「わざとじゃないな~」って言うから困ります(T_T)

「ごめん」を言わせると、「ごめん。」の後に、「いいよ~言うて?」とくるので、これでは謝ったとは言えないです…

気持ちが伴う言葉を出すって、本当に難しい!けど、放っておいたらいけないですね(><;)

かなvv | URL | 2009年12月13日(Sun)07:25 [EDIT]


こんばんは~
うちの息子も「あっごめんね」はよく言います。
そして謝った出来事も繰り返します・・・
結局わかってないの??
って思ってしまいます。

なので「どうして謝ったの?」と
聞くようにしています。
それとか私が怒った時は
「どうしてお母さん怒ってる?」とか。
息子は自分の知っている言葉で
一生懸命説明してますが
相手に置き換えて気持ちを話す事も
苦手なんですよねぇ・・

でも以前に比べたら
結構答えられるようになって来たかな。

yocky | URL | 2009年12月15日(Tue)22:37 [EDIT]


あっこさん

こんにちは。
ご訪問とコメントをありがとうございます。
 
グレー色が強く感じられる日々・・・。
その時期って、精神的に結構、キツイ毎日だと思います。
頑張っておられるのですね。
 
パターン化された感じの「ごめんね」を何度も繰り返されると、
特性だと分かっていても、
> 「ごめんって言えばいいかと思って!」
と、私も思ってしまいます。

専門の先生が仰る慰めにも励ましにもつかぬ、診断?は、
親として「成長」と受け取るには、やはり難しくて。(汗
 
そうですねー、「ごめんね」の本当の意味合いは、相手あっての
事なので、まず相手を認識させて、やった事を確認してから、
の、「ごめんね」が大切やなあ、とつくづく思っている毎日です。
 
グレーな日々は、私には結構キツかったので、あっこさんも、
何かに追い詰められたり、追い詰めたり・・・、といった事の
ないよう、ボチボチで!応援してますよ~~!

ママ | URL | 2009年12月18日(Fri)10:39 [EDIT]


いろどりママさん

こんにちは。
 
> 状況問わずのごめんねには感情が感じられないときもある。ありがとうも同じですね。
 
そうそうそう!ありがとうも同じ感じに思える時もあります!
言葉に心が乗ってない、というか・・・。
まさに、パズルなイメージで(笑
 
ですが、そのパズルに頼っている不安の強さも見え隠れしているワケで。
そこを除くにはどうすればいいのかなあ、と日々観察です(笑
 
進路ですが、ウチはこれからで、今から先輩方の意見アレコレも参考にしつつ、
本人の気持ちを尊重してやってかなあかんな・・・、と。
親の気持ちがざわついて、軸がブレてたら子どもにはやっぱり伝わるねんな。
それを実感しつつ、年末に向けダッシュな日々。
 
何かヒトツが出来るようになって、「よっしゃぁ!」とガッツポーズを決めても、
その後、また新たな問題が・・・、の繰り返し。
それこそが子育ての醍醐味やろな、と思いつつも、何も考えずボケっと
していたい時もあって。
だけどだけど、息子が私の手を離れていくとき・・・、を考えると。
ダッシュする気合も、ソコソコ入ります(単純やなあ
これからも、ボチボチでやって行きましょうね~。

ママ | URL | 2009年12月18日(Fri)10:45 [EDIT]


なみいさん

なみいさん、で良かったでしょうか?
ne-nekoさんと同じ方なのですね!
 
> 向こう側を知らない大人も大勢いる…。
 
そう、発達障害でなくても、今の社会の中では「向こう側」を意識せず、
安易に言葉を使っているのでは?と思っています。
けれど息子には、分かりにくい不得手箇所だからこそ、向こう側を早くから
教えておきたい、と思うねん。
感謝する気持ち、尊敬する気持ち、労わる気持ち・・・。
それらがあれば常に息子は発達していける、成長していける、と思って。
  
> 追伸:帰郷して、支援士養成セミナーに行きました。よくわからなかったです。これは一筋縄ではいかない、と感じました。オーダーメイドの様な仕組みが望ましいと感じたのですが、それ以前に問題山積み…自問。
 
そうですか!頑張っておられるのですね!
今は、オーダーメイドはほぼ「親ががり」で当然やと思います。
けれど、社会に出た時に、なみいさんの様な「理解しよう」と取り組む意識が
周囲に多ければ多いほど、きっと「オーダーメイド」が可能になります。
オーダーメイドとは常に「一対一」である必要はないねんから、様々な可能性を
探って学んでくださいね! 応援してますよ~~!

ママ | URL | 2009年12月18日(Fri)10:54 [EDIT]


かなvvさん

あります、あります!
 
言い訳上手とでも言うか、知ってる言葉を駆使して、懸命に説明してる
ねんけど、それが「責任回避」に聞こえる。
ウチも同じですよ!
せやけど、そこを堪えて全部聞いてから「分った、ほな、なんで○○やの?」
と、結論(責任の所在 を聞きます。
 
> 「ごめん」を言わせると、「ごめん。」の後に、「いいよ~言うて?」とくるので、これでは謝ったとは言えないです…
 
「いいよ~言うて?」は、やっぱり「許してほしいの?」と返して、
「どうして許してほしいのかな?」と突っこむ。
 
自分の気持ちを確認させてから、「ごめんね」を言わせる。
はあ、もう、それの繰り返しですわ~。
幼稚園でも言うてるみたいやけど、私の見てない場所の説明(状況も含 
が少しでも上手になってくれたらなあ、と思いつつやってます~。

ママ | URL | 2009年12月18日(Fri)10:58 [EDIT]


yockyさん

こんにちは!
 
謝っても、繰り返す。
息子も同じなので、「なぜ謝った」のかを確認させてます。
その際、相手の気持ち、相手の状況も含めて、絵にして教える時もあり・・・。
 
息子は私の「声の変化」に敏感になって、
「こわい声?・・・どうしてこわい声?」等と聞きますね(苦笑
なので、「今は、謝ってもらっても、いいよって言えない気持ち!」
と、許せない気持ちもお話します(笑
(息子、必死になるなる
 
少しでも成長したかな~と思える箇所があれば、めっちゃ褒めながら、
一進一退を繰り返しながら、ですが頑張ってますよ。

ママ | URL | 2009年12月18日(Fri)11:03 [EDIT]


 

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