愛ダケじゃ、育たない。

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否定形・肯定形の捉え方

息子は6歳に近くなった。
けれど、その言動は、3~4歳児のもの。
時折、ハッとさせられる”小難しい解釈”や”切り替えの困難さ”を除けば。
 
確かに年長児ではあるが、やはり独特の世界観と幼さ。

 
小難しい解釈とは、交流学習の一貫で来園した高校生に向かって、
「将来何になりたいか」と問うた時、
「うーん、お金持ちかなあ (笑」 なんて苦笑いを含めた返答に、
「それは、お仕事をしたから、お金あるデショ!お仕事は何デスカ!聞いてる!」なんて、
下手な日本語を駆使して (決して他の言語が勝っているわけではない 聞くとき。
現実を知っている高校生は、苦笑いで演出しながら、園児からの追及を逃れようと
しているのだが、雰囲気を読めない特性から、苦笑いに特徴を見出せす尚、追求。
墓穴を掘っているけれど、ここにもうヒトツの特性が見える。
 
それは特性と現象の違いを指摘する小難しさ
5歳児程度なら、笑って済ませられると考える高校生の方が正しいのだけれど、
こだわりが故に、笑っては済ませられない高機能自閉症児。
聞きたいことは、自身の能力をフルに使い、追い求める。
が、その切り替えの難しさは、生活の困難さにも繋がる。
 
周囲で聞いていた高校生や先生方は、その指摘に驚いたと報告を受けたが、
報告を受けた私も二重に驚いた事例だ。
  
夏休みに入り、園庭開放といった行事がある。
決まった時間なら、”園の庭”で遊べる仕組みがあり、夏休みといえども、
不規則になりがちな生活を少しでも日常に近く、また2学期当初の混乱を避けるために
早速だが、炎天下に水筒を提げ、通う。
 
息子は幼稚園に行く、となれば当然のように、
「上履きを持っていく」といって聞かない。
夏休みの間は園舎に入れるのではなく、園庭だけで遊ぶといったルールが守れない。
とにかく実際に園舎では遊べない風景を見せれば納得するだろう、と連れて行くが、
さっさと上靴に履き替え、自分の教室に入り、当然のように遊ぶ。
「お友達は、皆、お外で遊んでるねえ」なんて声掛けは全く知らん顔。
 
「お外は暑いからね、今日はお教室で (にっこり」 と先生の言葉と仕草を真似て、
穏やか~に、拒絶の即答。
 
特性と現象=仕事をしてお金持ちに の図式は理解出来ても、
夏休み(特性 = 園庭だけ(現象 の図式が理解しにくい。
それは、園では○○する といった刷り込みが優先順位として守られているのだろうが、
この切り替えの難しさは、一種のこだわりに近い。
 
「待つ」ことが出来れば、こだわりはある程度解除出来る。
予測させれば(教えれば 待てる、と専門書にはあるけれど、
夏休みの園舎に入れない日数を逆算して、予測させるのだろうか。
また予め、○○になったら、△△だよ、という言葉での指示で、その頑なまでに守る、
優先順位を変更出来るのだろうか、と思う。
 
不安だから一定のルールを保って、安定さを求めているとしても、
周囲が見える(模倣が可能な程度 であれば、
「皆、お外で遊んでるよねえ」などという他性の認知は可能な気がする。
そこで、なぜ皆は外で遊んでいるのだろうの”なぜ”さえ理解し、納得すれば。
 
夏休み中は外で遊ぶモノという、いわゆる、暗黙のルールを、
こういうモンだ、と理解させ優先順位を塗り替えるより、
夏休みが終わったら、(9月1日 になったら、園舎で遊べるよ、
のデータ書き換えの方が早い。そして、確実だ。
 
「遊べない」の指示、及びそれの理解には息子にとって否定形と捉えられるのだろう。
日頃から否定形での言語指示は難しいです、との言葉を療育先で聞いている私にでも、
本質そのものを判断する力がまだ備わっていない、と痛感させられた。
 
指示をいれるときは、否定形でななく、肯定形で。
 
9月1日になったら園舎に入れるよ、一緒にその日を待とうね。
だから今日は、園庭で遊ぼうね、と。
小難しい解釈と切替の困難さへの対抗策には、
切り口の違う様々な解釈と、また子ども以上に素早い切替が求められる。
 
 
常に観察、そして試行錯誤。
まさしく、愛だけじゃ育たない、育てられない。
 
 にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害・自閉症へ いつも応援ありがとうございます。

 

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コメント


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そうですね

>常に観察。試行錯誤。まさしくこれですよね。

ウチも娘の発言には驚きます。最近は驚くより冷や冷や

しています。何を言うやらって感じです。

融通のきかない特性から、少しの違いが受け入れられず

先生が忘れていることだったりも分かってくれるまで

指摘を続けます。正直小姑みたいで可愛げのない子

ですよね・・・

いつもはこうだけど、今日はこうって時も、なんで?の

嵐です。納得いかないと応じない・・・

常に切り替え言葉を探す私って感じです。

今までたいして頭使ってなかったせいか?今私の頭は

フル回転です(笑)

お互い頑張りましょうね!

いろどりママ | URL | 2011年01月17日(Mon)10:10 [EDIT]


いろどりママさん


> 先生が忘れていることだったりも分かってくれるまで
> 指摘を続けます。可愛げのない子ですよね・・・
 
>納得いかないと応じない・・・
>常に切り替え言葉を探す私って感じです。

いろどりママさん、こんにちは!
コメント、ありがとうございます。
 
そうそう、指摘する箇所が「?」なところも多くて、
「え?そこに突っこむ?」みたいな冷や冷や感ありますよ~(汗
だけど、本人はソコに何かを見出して突っこんでるワケやし、
スルーするわけにもいかず、分かりやすい言葉に置き換えながら、
懸命にこっちは説明する・・・、の繰り返しです。
 
確かに小姑みたい、な感は否めませんが、可愛くないというより、
私は「どうやったら、分からせてあげられるんやろ」とか
「どう言えば、ああ!納得、分かった!」の顔を見せてくれんねやろ、
なんてね、時には、
「ママも分からへんから、一緒に図書館行こや!」って誘います。
 
だってね、だってね(ここから愚痴ですけども
「ねぇママ、卵にもヒヨコになるタマゴとならへんタマゴがあるやん?
 どうやって分かる? 割ったらヒヨコにはならへんしねぇ」
とかってね、真剣な表情で聞くんですよ、5歳児が。
 
それも食事時やから、何から発想したのかも検討つかへん。(食卓にタマゴは無し
鳥インフルとかって言ってるから(息子はニュース好き ソコから?とか思いながらも、
「図書館行って・・・」とか言いかけると
「あ!そうか!ヒヨコになるまで待って~、ヒヨコにならないタマゴ、食べるんやな~い?」
ときたもんだ。
内心、タマゴ腐っちまうでよ、と思いつつ、自分で答えを見つけようとしてるのが大事、と
自身に言い聞かせて、「そやね~、そうかもしれへんね」と。
 
納得をすることは確かに大事な感性を持っていると思いますが、
疑問に対する答えを探したいという欲求を(私も手間が減るし 
少しでも伸ばせたらなあ、なんて思ってます。
 
ホント、頑張りましょね!
凹むことも多いですが、模索しながらでしか、この子達が育つ道はないんやし。
親も模索、子も模索、やね(苦笑
 

ママ | URL | 2011年01月28日(Fri)09:32 [EDIT]


そろそろ、卒園式ですか?

みきしー | URL | 2011年03月18日(Fri)13:31 [EDIT]


みきしーさん

> そろそろ、卒園式ですか?
 
ご訪問とコメントをありがとうございます。
はい、無事に卒園致しました。

ママ | URL | 2011年04月01日(Fri)23:46 [EDIT]


 

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