愛ダケじゃ、育たない。

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差と違いの違い

息子が就学するのを期に。
投薬を考え始めて現在、コンサータ18㎎を服用させている。
 
薬を飲ませることは、母親の負けを認めるような。
育つってことは、勝ち負けでは決してないのだけれど、でも。 
息子の障害を受容し切れていない気がして。
息子を丸ごと、受け止めて受け容れて、育てていると言えないような。
 
それでも、投薬を始めると決めたのが、親の決心なら。
息子の寝顔に泣きながら詫びたのも、嘘偽りない親の情。

就学と服薬の記事でも書いたが、服薬にはかなり抵抗があったのは事実。
だけど、就学=45分間の着席×5時間+”母親以外の指示”を抵抗なく入れる、
息子に”指示として入りやすくする”には、大変効率の良い方法で、且つ。
三面を含めた関わり 息子は学校、家庭、勉強。
私は学校(主に担任とのコミュニケーション、母親、家事 が互いにそれぞれ確立する前からの
前段階の準備としても、指示の通りを良くする(決して言うことを一発で聞かせる為じゃなく
のは、必要だと考えた。
 
お互いのストレスを軽減するためにも、低学年の周囲があたふたやってるドサクサに紛れて、
薬を飲んでもらうことにした。
 
卑怯かもしれないが、全面的にカミングアウトするのは難しいと考えている私は、
多少の副作用があっても、(ハイになったり、余計とこだわりが出たり、給食を食べない…等
もう、一年生なんてそんなモンよー、あははは!と豪快に笑い飛ばす周囲の方向性に期待して、
他力本願もいいとこで、飲ませて6ヶ月。
 
飲んだ直後30分程度は、逆にテンションが上がってハイ状態に。
30分を経過すると、よく喋る。喋って喋って・・・話す事が尽きると、
「ママ!しりとりしよう、はい、しりとり、の、り!」等と言い出す始末。
 
以前は、「えーっと、えとえと、あのね、あの、あの丸いのがあるやろ?」
などど、いわゆる吃音症って感じの会話であったが、すらすらすらすら、必要ない事まで喋る。
 
息子がすらすら話を続けるのを聞いて、
「ああ、アンタ本当は、こーんなに色んなコトを考えながら幼稚園に行ってたんやね」と。
今までは聞かれると、答えようとするが、話をまとめている最中に質問を忘れる。
か、もしくは、答えようとするが、道端のテントウムシに心を掴まれて脱線が常であった。
 
だけど、頭の隅ではいつも、いつも。
コンサータって覚醒剤の一種だ、と。
罪悪感と後悔と懺悔に苛まれている。
 
それでも。
感情論だけで育つ子どもじゃないんだ。
いくら私の愛を注いでも、支援がなければ理解が難しい子どもなんだ。
それを2年間の専門療育で教わってきたんだろ、なんて。
 
心が折れそうになる朝。
彩り良く並べた朝食の隣に、お水の入ったコップと小さな錠剤を並べる。
集団生活って垣根の向こう側に、息子を入れるための言い訳を用意して。
 
就学前になった幼稚園では。
ちょっと変わった子=から、集団についていけない子 になる。
皆が絵本を読んでいる間中、ウロウロとまだお弁当の包みを持っている子。
椅子を並べましょう、の先生の指示が全く入らず、廊下で一人キーボードを叩く子。
手を洗いましょう、の合図で動く集団から、一人外れて反対側のトイレへと行く子。
 
それらはもう、少しゆっくりな発達の子ども、ではなく、
明らかな発達の差と他の子ども達との、違いを見せる。
 
差というのは、やはり本来なら、いつかは追い付いたり、追い抜いたり…で、
遅れてはいるけれど、発達の線上に位置する考え方だけれども、
違い、というのは、その線上から最初から離れて存在している。
 
個性というのには、余りに悲しい”いつも一人ぼっち”を選ぶのも、その子の特性で、
一人の方が落ち着いて活動出来る、や、不安の軽減といった見えない本人のメリットもあろう。
けれど、一人では学べない何かを学ばせたい、と考えて学校に通わせるからには、
集団に入る、入り方や出方を学ばねば本人が苦しいだろうと思う。
 
苦しい思いをして、「やっぱり、ぼく、一人が好きだ」といった、
自発的な結論を導き出せる理解力が備わったなら、投薬は中止したい。
薬を飲んでいるから、といって喋りたい内容までが変わるわけではないだろう。
薬を飲んだから、といって将来ナニになりたいか、が変わるわけでもない。
薬を飲んだから、といって図鑑を眺める息子の疑問が解けるわけでも、ない。
 
そして、私が。
ゆっくりな息子から、違いを見せ始めた息子に気付いても、
息子を愛している真実にも、私が親である事実にも変わりはない。
 
差もなく、違いもない私の愛情で。
息子は毎朝、大きなランドセルを揺らして大好きな小学校に通う。
 
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コメント


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こんにちは

お疲れ様です。ウチもついに入園し毎日が葛藤と涙です。
感情表出がとてもずれてる娘なので、園には伝わらず、つくはずだった介助員さんもノーマークだったりするようで・・・それでも園では限界超える頑張りをみせてるようで、普通に、皆と同じようにコントロールしているようで、帰宅後、凄いことになってます・・・家庭内暴力・・・つみきくずしのドラマみたいなスタートをきりました。何をどうすればいいのか???本当に葛藤です。この激しい起伏は薬しかないのかな?と思ってみたり、それでもまだ4歳・・・いやいやまだまだ・・・と一人悩んでます。
それでも時は流れていくので、頑張るしかない。

がんばりましょう♪

いろどりママ | URL | 2011年04月28日(Thu)10:24 [EDIT]


いろどりママさん

子ども達の安心できる場所って難しいですね。
息子も同じです。
 
安心できる場所=ワガママを言える場所。
なのでしょうが、受け止めるこちらも甘えたい、安心したい場所を求めているワケで(苦笑
 
外で懸命にコントロールしてるお子さんは、場所の区別はついていて、きっと受け止めてくれる相手に懸命にアピールしているのでしょうね…。
 
息子も同様に赤ちゃん返り&オウム返し&イヤイヤ期と様々な感情と共に「息子ちゃん、赤ちゃんになりたい…」と呟きながらのランドセルです。
 
園で何か好きなもの、安心出来る何かを見つけられたら、落ち着けるのかなとも思いますので、それまでの踏ん張りです!
 
春は子どもも親も何かと「踏ん張りドコロ」が多くて、
大変ですが、一緒に頑張りましょうね!

ママ | URL | 2011年05月09日(Mon)08:27 [EDIT]


 

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