愛ダケじゃ、育たない。

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学習面での落とし穴と自己否定

算数、国語は就学前から、目が届き易い教科だった。
集団指示の聞き取りや、学校生活を想定しての療育も、細分化すれば苦手箇所が出るが、
療育でも家庭でも目立った箇所ではなかったが、特性が際立って現れる教科がある。
 

図工と音楽。
この二つは、克服というわけにはいかず苦戦している。
 
算数、国語は反復が苦手な息子にも、応用問題や文章題で目先を変えての学習が可能。
大きな数や繰り上がり、といった計算も実際にオハジキやボール紙をカードにしたり、
算数セットを使って視覚での認知が可能になり理解も早く、応用問題も難なくこなす。
国語の文章読解は小さい時からの絵本の読み聞かせや、就学前には幼児向けの書籍
(ざりがにのおうさま、まっかちん・エルマーとりゅうシリーズ などを読み聞かせ、
興味を持ちそうな内容の書籍で、予測や期待など文章を読み進めることで体感させていた成果か、
「○○だったら、うれしいな」から、「○○だったら、主人公もうれしいかな」などといった
立場を考えながら話をする、展開を楽しむ、悲しむ、といった他者の気持ちを考える、
文章中の代名詞の意味を文中から抜き出す、といった作業もわりと簡単にこなす息子。
 
国語で一つ言えば、漢字をお手本通りにのみ、書きたがる点。
一年生の担任は学校内でも、わりと字のきれいな先生に振り当てられる傾向があり、息子の担任先生は、
書家になられるほどの腕前の持ち主で、連絡帳に字を書き綴ることが親の負担に思うほど。
その先生の字(漢字 と寸分違わず真似て書こうとする息子は、幾度もプリントに書き、消して、
また書いて・・・の繰り返し。そのうち、しわくちゃになったプリントを「汚い~」と泣く。
宿題が漢字の時は、1時間格闘するだろうか、そのストレスは相当だろうと考え、対策を練ろうとして
いた矢先に発覚。
 
漢字のストレス以上のストレスは、音楽の鍵盤ハーモニカ
 
同時に二つのことを進行させるのが苦手です、と療育先で伺っていたにも関わらず、
就学まで一切、鍵盤を弾く体験をさせていなかったのは盲点だった。
大きなショッピングモールの楽器店などに設置されている電子ピアノやドラムを、今まで息子は
楽しそうに叩くことはあっても、音階をなぞった経験は皆無
 
分かり易く、大きな楽譜には「み・ど・み・ど」などと平仮名で音階を書いてある。
その下に、鍵盤を押さえる指の順番が「3・1・3・1」などど記してある。
それを見ながら、周囲の音楽を聴きながら鍵盤を押す作業が出来ない。
2学期は発表会があり、1年生は合奏。
木琴に立候補したものの、立候補が多く、テストで不合格となった由来を息子から聞き、
初めて、出来ない子はやりたい楽器をさせてもらえない事実を知った。
 
普通級に通っているなら、その対処は当たり前で、立候補が多ければ、弾かせて上手な児童から
望んだ楽器担当になり、望んだ楽器が弾けるよう対応を望むのは、個別支援の枠組みだろう。
息子が希望したのは、シンバルや太鼓などの音階がない楽器ではなく、思いっきり主旋律を奏でる木琴。
それも学年で一名のみの狭き門。当然、玉砕しタンブリン担当となっていたが、楽譜を目で追いながら、
叩く楽器は、
「間違えた!と思って追いつこうとして叩き直すけど、先生にダメって言われる」らしく、
本人いわく、
「直そうと思っても、ダメって言われるし、息子ちゃん、叩かなかったら、また怒られた」との事で
(そりゃそうだろう、合奏であって輪唱演奏じゃないねんから
相当、落ち込んでおり、自己否定感でイッパイイッパイの様子。
ここで、担任に支援をお願いしますとの選択もありかと思うが、鍵盤ハーモニカなら、
持ち運びも可能で自宅支援が可能な楽器と判断し、今回、息子に特訓をさせることにした。
(本心はシンバルとか一発芸の類の楽器を合奏に加えて頂きたかったが 
 
息子の供述通り、間違うと間違った箇所から鍵盤ハーモニカも弾き直そうとする息子に、
「回りの音をよく聞いて、楽譜を見る」ことから教えた。
音階や指の順番を書き込んである楽譜に、クーピーで歌詞をつける。
 
理解し、納得しなければ何事にも取り組めない息子。
言われるままに鍵盤に指を乗せるだけでは、弾けないだろうとの予感は的中し、
①番、②番、と歌詞を書き込むと、そこで初めて、
「あ!そういうことか!繰り返しなんだね!」と曲の流れを把握。
前奏に至っては「先生が、ハイ!って言うと、始めるよ!」程度にしか理解しておらず、
「ママ、始め!の時は、ハイ!って言うよ!(言ってね」などと言い出す始末。
 
今まで様々なCDを息子に聞かせてきたが、息子のお気に入りはモーツアルトと落語。
どちらも前奏などといった音楽の基礎には遠く、音楽に対して苦手意識は全くなかったが、
音楽の約束(1小節、4拍など を基礎から教えた結果、「音楽、難しいね?」と感じ始めた。
 
音楽でご飯を食べていく予定は全くない息子だが、音を楽しむ教科の入り口としての経験しか
積ませていなかった、私のミスとして息子は、パニック寸前になりながら演奏している。
出来ないなら、出来ないままで構わない範疇にある音楽だが、周囲が見えて何事にも前向きに
取り組めるよう療育で教わっているため、(性格にも起因しているだろうが
「出来ないのは、イヤ」「頑張ったら弾けるようになる」と頑なに信じ、泣き泣き弾く。
親も必死で、側にべったりついて、2時間×4日間。
指も音階も一度も間違わずに弾けたときには、母子で涙であった。
 
ちなみにタンブリンは「何回叩くか、数えている間に曲が進んでしまう」そうで、
叩く回数を口述させる(イチ、ニ、サン、シ、シャンシャンシャン)などと教えたが、
歌詞を頭に浮かべていないと、曲の流れが掴めず、断念(カスタネットも同じ 
 
これから、縦笛だとかもっと高度な技術を必要とされる楽器にも「やりたい」の気持ちをもって
挑戦して欲しいと思うが、音を楽しむ、曲の雰囲気を掴むなどの全体像の把握も忘れず、
どんな楽器にも取り組ませてやりたい。
 
合奏は参加するだけではなく、合奏することで生まれるハーモニーも楽しむ時間だと思う。
ソロも良いけど、ソロでは得られない楽しさや面白さもたくさん知って欲しい。
 

 

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