愛ダケじゃ、育たない。

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診断を貰うか、貰わないか

迷っておられる親御さんも多いと思う。
 
育てにくいなあ、ちょっと他の子と違うような・・・もしかして・・・?
と思えば、病院に連れて行こうか、それとも、役所関係?
 
でも、そんな大袈裟にしたくない。
 
そんな風に思っておられる親御さんは、きっと多い。

1歳3ヶ月で、やっと歩き始めた息子が、母親の後を追わず、呼んでも戻らず。
場所を選ばず、とにかく、一目散に、前へ前へ、としか進まないのと。
 
お砂場での抜き形に砂を詰める、ホンの数秒の集中力がないのに、不安を感じた。
それらは、明らかに公園での同世代のお友達との違いだった。
 
ネットで図書館で、とにかく情報を集める事に、必死だった。
 
最初は、男の子だから、こんなものかな?とか。
ヤンチャになるやろなあ、なんて、呑気に構えていたけど。
 
見た目は全く普通で、視線も合っていた、けどその行動が、あまりに違い過ぎた。

夫は、息子に診断名がつくまでの、それら一連の私の行動を。
「軽い育児ノイローゼ」程度に思っていたのだと思う。
 
でも、思いきって、の2歳児健診の時に。
「なんだか落ち着きがないんです・・・」 と、保健士さんに言った。
 
区役所の児童心理の先生を紹介されて、初めて耳にする言葉を聞いた。
 
「うーん、今は何とも言い切れないけれど、視覚優位があるかも・・・」
 
 

視覚優位って、何だろう。
まず最初の一歩は、この言葉だった。
 
それからは、行政の支援センターに予約を入れ、3ヶ月待ち。
面談を3回こなして、やっと医療関係の発達外来へ。
 
そうまでして、診断を貰うなんて・・・。
どうして、我が子に「障害者のレッテル」を貼りたかったんだろう? なんて。
 
そんな風に思う人も多いと思う、でも、私は後悔してない。
 
息子に後悔させない道を、可能な限りの選択肢をたくさん与えてやりたい、と思ったからこそ。
入園前に、診断をもらって、加配の先生をお願いしたかった。
 
園で皆と遊ぶ息子は、定型発達の子ども達と、全く変わらない。
その仕草、その表情、そして、言葉、行動・・・。
 
けれど、親にしか分からない日常が、息子の中には確実にある。
 
息子の診断を医療機関でお願いしたのは、息子には何が必要で、何が過剰なのか、と。
私には見えない、息子の内面を明らかにしてもらう為だ。
 
診断されたからといって、それがそのままご近所や、お友達に知られるわけはなく。
加配申請の為に診断書を提出した幼稚園にだって、守秘義務は存在してる。
(あんまりアテにはならないけど 笑 やっぱりママってのは、ダンボのお耳さんが多いし
 
噂好き、検索好きのご近所さんや、ママ友達になら、
 
ちょっと苦手な事があるみたいで、ま、心配しすぎやねん、個人差個人差!
 
とでも言って上手くかわす。
それなら、診断してもらっても、お付き合いにヒビが入る事もない。
 
要するに、はっきりクラス編成で区別される小学校までに、その子の得手不得手分野を。
親が知り、親がどこまで緩和出来るか、の為の診断。
 
モチロン、親の精神的な支えの分野でも、それは活躍する。
 
 
診断なんて、世間の人から見れば、レッテルにしか過ぎない。
 
そんな物、息子の内面を伸ばせるかどうか、なんて可能性の話の前には。
とても小さくて、とても頼りなく、とても脆い物だと思う。
 
医師に貼られた区別の表示、レッテルが、格差だとか差別そのものに変わる前に。
親が剥がしてやればいい、息子が剥したいと思うとき、あらゆる手段を蓄えていたい。
 
障害は、治らない。
でも、それを補う手段や道具が、必ずある。
それらの手段や道具を探し、蓄え、補い伝えるのが親だと思う。
 
迷っている親御さんへ、私は、医療機関での診断をお薦めしたい。
医師でないと、診断はしてもらえず、テストのコピーも入手出来ない。
 
市役所や区役所あたりだと、「自閉傾向あり、少し様子を見ましょう」程度がオチで。
そこで、親が落ち込んでいる間に、子どもは成長する。
とても大切な時期の成長期間に、不安なまま様子を見ましょう、ダケで子どもは成長する。
そして、行動範囲も広がり、傾向も強くなったり弱くなったり。
 
けれど、弱くなっても存在している物なら、把握は必要だと思う。
学校に入って、思春期を迎えて、受験、就労、就職、結婚・・・。
 
そしていつか、いつか。
私達、親は。
 
この子より先に、逝かねばならない、だからこそ。
怖がっている時間は無くて、迷ってる心には踏ん切りをつけて。
 
誰にも言わなくていい、親だけの秘密にすればいい。
助けて欲しいと思うなら、行政へ、診断をもらった医療機関へ。
 
やっぱり、この子、何か違う・・・?
 
そう思えるのは、あなたが親だから。
ちゃんと、我が子を見ているから。
ちゃんと、我が子を愛せているから。
 
そして、我が子に、ちゃんと愛されているから。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害・自閉症へ

 
 

 

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コメント


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はじめまして。ブログ初心者のハレルヤです。
現在小4の、自閉症の息子がいます。

 私は、息子が幼稚園の頃、ずっと「医者にいくべきか、いや、大丈夫かも」って、悩みつつ3年間過ごしてしまいました。1年生になって、学校生活がうまくできないこだわりから、学校から帰宅できなくなって、やっと病院の門をたたきました。

 息子の抱えている問題、苦しみを知れば知るほど、「もっとはやく医者に行くべきだった」と思います。でも後悔しても始まらないので、今、目の前にいる息子の手助け、支援をしよう、と日々試行錯誤しています。

 また遊びにきますね♪

 

ハレルヤ | URL | 2008年06月25日(Wed)14:20 [EDIT]


こんにちは。

ハレルヤさん>初めまして!
ご訪問とコメントをありがとうございます。
 
悩みつつの三年間、辛かったですね。
それでも、病院の門を叩かれた・・・。
息子さんの新しい道を一本、繋げて開いたんですね。
 
いいお母さんですねえ~。
そしてまた、支援の為の試行錯誤をされておられる。
またまた、ステキなお母さんじゃないですか~。
 
母親は望んでなくても鍛えれば鍛えられる程に強くなります。そう、大阪のオバチャンみたいに!(笑
そしてね、我が子に必要なら必要なだけ、優しくもなれる、と思っています。反省も後悔も墓の中に持っては入れるモンじゃなし、今ある限界を突破する為に、それらを使いたい、と思います。ですよね?!
 
こちらこそ、遊びに行かせて下さいね!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ママ | URL | 2008年06月26日(Thu)12:08 [EDIT]


はじめまして。
ブログ村のランキングから参りました。
私は、アスペルガー症候群の成人当事者であり、4歳の娘の母でもあります。

私は、大人になってから診断を受けました。
私の子供の当時は、日本に高機能自閉症とかの知識を持ったお医者さまがいなくて、生活にものすごく支障が出てたものの、テストの結果だけで「問題無し」にされました。

子供の時にアスペルガーだって分かってたらもう少し楽だったのかなぁと思ったりしますが、大人になってから気付いたとしても成長できると思います。

ただ、2次障害のことを考えれば、早期に診断を受けた方がやりやすいですよね。

またブログに来ますね^^

奈良人(ならんど) | URL | 2008年06月26日(Thu)21:36 [EDIT]


こんにちは。

奈良人さん>初めまして!
ご訪問とコメントをありがとうございます。
 
子どもの発達障害には早期介入早期発見が声高に言われています。が、大人の発達障害に対してのケアやフォローは行政の対策も含め、社会の認知はまだまだ不都合が多いのでは?と思っています。 
  
ウチでは、オットが診断(支援機関で面談 を受けました。そして本人も部分的は納得し理解をしていますが、対応となると、まず本人の意識・家族の理解と問題は山積みで結局「診断を受けて病名を持つ、ちょっと変わった人」で終わりかねません。
  
ですが書籍や専門書を片手に家族が支援をする事は可能ですよね。なぜ夫が機嫌が悪いのか、なぜ疲れているのか・・・etc。
 
思いやりの心と共に、少しの知識があれば家庭を維持する事が可能だと思います。そしてその支援が「障害を持つ自分を思いやる心」にもなって欲しい訳で。
 
奈良人さんの日常のご苦労は量りかねますが、「自分を思いやる心」を忘れないで下さいね。
 
こうして言葉を交わせるのも何かの縁だと思っています、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
また、そちらにもお邪魔させて頂きますね!

ママ | URL | 2008年06月27日(Fri)10:51 [EDIT]


 

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