愛ダケじゃ、育たない。

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初めてのフラッシュバック?

息子が幼稚園で、手を噛まれた。
噛まれた事、そのものに対して、私はアレコレと思うタイプじゃない。
 
だけど、油断してた。
息子の特性を、軽く考えていた。

 
朝から普段通りに、登園のお支度。
プールもあるかなあ、お天気いいねえ、なんて、和やかだった。
 
園に到着して、イザ、教室の前で、ママにバイバーイ!の場面になると。
息子がイキナリ、大パニックに!!
 
「お家、帰るー!」
「幼稚園、お休みーー!」 と、教室の前で、イキナリの大泣き&絶叫!
前触れだとか、グズグズの前兆も全く無し。
 
慌てて、担任の先生が、教室から飛んでこられたが。
半狂乱の状態で、泣き叫ぶ。
 
「今日は、プール入るねんやろ」 
「ほら、お友達も心配してるで?」 

「ママ、今日はご用があんねん」
「どうして幼稚園をお休みすんの?」
 
焦ってしまって、つい、声掛けが増えてしまう。
 
担任は、事の次第と成り行きを、ゆっくり見守る体制で息子の背後に待機された。
 
周囲には、その声と騒々しさに驚いて、クラスのお友達が輪を作る。
その中で、エコラリアの如く、帰る~!帰る~!と連呼を続け泣き叫ぶ息子。
 
「息子ちゃん、どうしたん?」
「どうして、泣いてんの?」 等と、定型発達の子どもらしく、状況を窺い質問をする。
 
 
・・・一瞬、連れて帰ろうか、と思った。
キャンセルする予定は、京都ランチ。(勿論、子ども同伴では入店不可
このまま、息子の思う通りに、二人でお家で遊べばいい・・・と。
 
でも、この原因を探らなければ、と、少し、冷静になった自分を信じる。
低い高さの人垣から逃れ、園庭の人気のない場所に、息子を座らせる。
 
「あのな、ママ、今日はお出掛けやねん」
「・・・」
「だから、息子が幼稚園で遊んでる間に、ご用を済ませてくるから」
「・・・」
「プールが怖いの?」
「・・・」
「何が怖い?」
「・・・幼稚園、イヤ」
 
ここまで聞いて、ああ、やっぱり昨日を連れたまま、朝を迎えたんやと確認出来た。
 
息子は入園してからの、2ヶ月余り。
幼稚園に行きたくない、と言わなかった。
 

息子は毎朝、パパに、ママに尋ねる。
 
「パパ、今日はお仕事?」
「今日は、どこに行くの?」 と。
 
だから、
「そう、パパはお仕事、息子は幼稚園行こうね」 と。
「お迎え、行くからね、お給食の時間が終わったら、お迎えやからね」 と。 

その言葉通りに、淡々と。
行きたくない、を言わずに、いや、言えずに2か月。
 
手を噛まれた事が、引き金になったのか、それとも。
普段と少し、雰囲気が違うママに、不安を覚えたのか。
 
だけど、定型発達の子どもなら。
「また、手を噛まれたらいやや~」 「だから、幼稚園行きたくない~」 もしくは。
「今日、ママ、どこ行くの?」 「息子も一緒に行きたい~、幼稚園お休み~」 なんて。
お支度を済ませ、玄関を出る前に、言うのだと思う。
 
決して、教室の目前まで来て、急に泣き叫ぶなんて事はないのだろう。
何かで、スイッチが入ったかの様に、大粒の涙をボロボロ溢しながら。
「帰る~~~~!」 「帰る~~~~!」 と、連呼する事もないのだろう。 
  
 
「そう、それじゃ、ママと一緒に教室に入ろか」
その一言で、ピタっと私と視線を合わせ笑顔を見せ、靴を下駄箱に入れた息子。
 
事情を説明する前に、教室前で靴を脱ぐ私を見た、担任の先生には。
「予定、キャンセルされたんですか?」
「それじゃ、どうぞ、どうぞ、いつまででも、いいですよ~」 と優しい言葉をもらって。
 
 
結局、お出掛けの服装のままで。
幼稚園児に揉まれながら、プール監視員を兼ねて、そう、準備体操から参加。
 
あのまま休ませていたら、連れて帰っていたら。
息子はきっと、泣き叫べば、「イヤ」が通ると覚えるだろう。
パニック状態の息子を、そのまま園にお願いしたとしても。
お出掛けの服装の時は、助けを求めても、通じない、と覚えるだろう。
 
「いつまででも、どうぞ~~」 と笑顔で対処して下さった。
それは、ピンチをチャンスに変える機会を、もらったのだと思う。
 
初めてのフラッシュバックを起こした日、それは。
 
幼稚園に行きたくない、を、大きな声で言えた記念日。 
 
そう思うことにして、京都ランチは、いつかのリベンジにとっておこう。
 
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害・自閉症へ
 



 


 

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コメント


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初めてコメントさせていただきます。
skymamaさん ふぅさんのブログを経由してこちらのブログに出会う事が出来ました。
3歳の長男 9ヶ月の次男のママです。
長男が3歳になる一週間前に自閉症の診断を受けました。
この先の不安心配苦悩を考えて 暗くなっているだけじゃしょうがないと思い、みなさんの経過や考えを読んで私も勉強させていただきたいと思っております。
 そしていつの日か自分もみなさんのお役に立てるようなブログを書けるようになれたら良いなと思っております。宜しくお願いいたします。

snow | URL | 2008年06月30日(Mon)17:57 [EDIT]


こんばんは。

snowさん>初めまして、こんばんは。
ご訪問とコメントをありがとうございます。
 
私も勉強不足で、知りたい、と思う事ばかりで・・・。息子の世界を知りたい、と思ってはいますが、出来れば理解して支援の先も考えたいと思っています。
 
今は、診断された事で、まだ迷いや悩みも大きいでしょうが、きっと息子さんを照らす、「灯火」にsnowさんはなれる事と思います。そして、同じ様に迷い不安を抱える親同士の間での、ヒトツの灯りになれると思います。
 
だって、「いつの日か」をもう、考えておられる。
息子さんの「いつか」を手探りでも支援しようとしておられる。ステキなお母さんですね!
 
こちらこそ、末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。 

ママ | URL | 2008年06月30日(Mon)23:18 [EDIT]


 

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