愛ダケじゃ、育たない。

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軽度発達障害児童のデイサービス利用方法

引っ越しに伴い、岡山市で息子の療育先をと、検索した。
結果、何件かのヒットがあったが、詳細を尋ねると、
「療育には、児童デイサービスの受給証」が必要だ、と言われた。
  
大阪では、その受給証は大体、「療育手帳」を取得してから、が基本になる。
が、息子は高機能 (IQは平均値以上 であるため、手帳取得は出来ない。 

手帳の申請云々については、ネット上でも良く見かけるので、ここでは割愛。
では、一般的に思い付く「児童デイサービス」といえば、
 
『身体に障害のある児童、または知的障害のある児童に、
日常生活訓練、社会適応訓練など目的とする障害福祉サービス』 であろう。
 
例を挙げれば、
① 自宅での介助が困難
   例:食事が一人で食べられない、排泄の自立をしていない  
② 意思疎通が困難で、その為の療育を必要とする 
   例:各方面からの支援(視覚・聴覚など での介入・介助 
 
そして、それらを利用するのには、
一般的には療育手帳とのセットである、「受給者証」が必要になる。
区の児童相談所を通して、(または保健福祉センター 指定された機関で発達検査を経て、
知的に手帳を発行出来る領域であると、認定されれば、手帳発行。
その一部分として、「児童デイサービス受給証」がある。
 
転出先の岡山では、軽度発達障害 (広汎性発達障害 アスペ、高機能、 
等を含む療育に行政が力を入れており、「児童デイサービス」の受給者証があれば、
それら療育に掛かる費用を助成金で一定額まで賄う、といった方式を導入 (これは全国的
行政の行う療育(役所の幼児教室、当然無料   はすでに定員が埋まっており、
3桁の額面で、民間サービスに行く親御さんが多いとの事。
 
また行政も民間のデイサービス(当然、認可アリ が奨励されており、
手帳の申請をしなくても、当然、受給証を受けられる、との事。
 
勿論、これらのサービスは、大阪にも存在しネットで検索すれば、HITする。
が、「手帳がないから、実費で(時間○万円で  療育を、と思っていた! 
  
療育手帳が取れなくても 児童デイサービスを使えるなんて!
そして、それらを、療育として上限一定額で受けられるなんて!
 
区役所の障害者窓口で。
「療育手帳は申請しません、でも、デイサービス受給者証の交付をお願いします」と言った。
 
若い窓口役人の対応は。
頭上に、はてなマークを飛び回らせ、お待ち下さい、と言った後、
後部席に居た上司であろう男性に、報告と相談をしていた。
 
手帳の申請は無理だ、と発達検査をする前から、公的機関にも民間病院にも言われていた。
でも、我が子の特性や困り感は、何より親の私が知っている。
だから、何か違う? を発端に、悩み、苦しみ、涙し、学び、汗し、支援した。
  
知的に問題がないなら、手帳は無理だ。
それなら、専門機関の療育は受けられない、だったら、私が・・・の図式しかなかった。
そして、息子はそれに応えてくれた。(いや、応えるまで繰り返した、が妥当かな 笑
 
定型の子が、2度教えてもらって出来るなら、知的に問題を抱えている場合、20回としよう。
けれど、息子は、10回教えれば、犬畜生の様に「叩かなくても」分かってくれる。
もしくは、同じ言葉や方法を10回繰り返すのではなく、それぞれ異なった方法でなら、
理解度は高いのだから (知的部分 上手く行けば「3回で理解」に導けるかもしれない。
 
でも、その「3回」に導くまでが、親の学びと焦りと、涙と汗の公文苦悶タイム (笑
けれど息子にとって、その3回までが試練といっていいかもしれない。
 
療育に通うことは、軽度の息子にとって。
経験を積む事、体験で知る事、何より、その専門知識を有している先生に、私が教わる時間。
書籍や講演会などとは、比べられない「実感を伴う、体験の場」である。
そして、それらを家庭での療育(指導 に活かす。 
 
窓口では、若い受付の彼と替わって、専門らしき少し年上のお兄さんに。
 
岡山のシステムの事、受けさせたい療育機関の名称、医師の診断名がある事、等を。
手短に伝えると、簡単な聞き取りをしたい、と告げられた。
 
「・・・三歳児なら、お風呂は全介助? そりゃそうですよねえ・・・」
「会話! そう、会話はどうですか?」
「食事時間は・・・? 食べない物とか?ですかね、ありますか?」
「えー、日常生活で危険を伴うような行動・・・? とか・・・?」
 
等と、「要介助」の特定に必要な、判定の質問事項にすら相当の困難さが・・・。
だが、前向きに現状を把握し、発行が少しでも親子の「助けになれば」との思いも覗えた。
 
「手帳は無理ですよね」
「・・・これでは・・・はい・・・」
 
「手帳を申請するつもりはないんです、無理なのは分かってます、ただ・・・
 息子には、特性としてのこだわりや、やはり特有の困難さ、コミュニケーションだとか
 社会性、また自発的会話、等に問題があります、受給者証を発行して頂ければ
 それらを少しでも、緩和出来るかもしれない療育を、転出先で受けさせてやれます。
 そして、こちらの幼児教室でも、転入からずっと1年半、お世話になっています」
 
「・・・はい」
 
「知的に問題がなくて、現在、専門療育の必要性がなくても、やはり抱える問題はあって、
 今、3歳で、病院でやっと診断を受けて、幼稚園に掛け合って入園させて、ここ大阪で、
 やっと専門的な機関を探そうと思ってた矢先の転勤です。
 ですから、岡山で受給者証を、と言われて、またアッチで発達検査を受けてイチから、
 ・・・って、それは息子にストレスですやん、それでなくても、引っ越しでストレスやのに、
 就学も範疇に置いて考えて・・・、療育はこれから、なんです。
 やから、受給者証、岡山で成長するこれからの息子に必要なんです」
 
「はい・・・」
「では・・・、書きモンが多くなりますけど、イケますか?」 
 
何例もの手帳発行に関わって来たであろう彼は、最終的には歯切れ良い関西弁で。
私は、何枚もの書面にサインをし、受給者証のみ、の申請に至った。
  
早くに診断名をつけるのに、反対される方もおられる、と思う。
そして、「児童デイサービス」とは    
重度の障害を持った子供達のダケのモノだ、との認識もあるかもしれない。
 
けれど、それは間違った認識である、と知って欲しい。
市区町村の制定にもよると思うし、それらの供給数にも違いはあると思う。
でも、決して、軽度発達障害の子ども達を、置き去りにしてはいない
置き去りにしたくない    、そう思う人が居る限り、受給者証は発行され、
息子は療育機関で、専門療法士による「療育」を受けられる
 
ここ、大阪でも、もっともっと民間の療育支援施設が、増えるといい。
丁寧な子育てをしなくてはいけない母親を、もっともっと応援して欲しい。
 
「愛ダケじゃ、育てられない」を、もっと理解し支援して欲しい。
 
 
 
息子が療育を受けられるのには、この場面で登場はしておられないが、
「区役所の幼児教室の先生方の力」も大きい。
その教室が存在し、教室の継続があり、教室に通い実績を積んだ。
それらは、ひとえに私をも支え続けた、先生方のご尽力での成り立ちだと、実感している。
 
また、岡山では0歳児ですら、診断名をつける事が珍しくない、と言う。
早期療育・早期介入をしたいなら、診断名が何よりのお守りになるから、であろう。
2歳11ヶ月で、入園に備え、加配の為にお願いした診断で。
「早い診断やったね」と、息子の症状からは早期過ぎだ、と言われた診断であったが。
これがあったからこそ、転出先でも、現在以上の専門療育を受けられる。
 
息子の環境、状況、背景を考慮し、早めの診断名を下してくださった医師に。
多大なる感謝をしている。
そして     、これからも、区役所の一室で子どもと汗し涙する、先生方に。
信頼と尊敬と感謝と、そして、担い続けるであろう期待と方針に、絶大な支持を寄せる。
 
 
 
息子は、お二人のお陰で、必要な療育を受けられます。
親として、また、一人の人としても、お礼を言わせて下さい。
「ありがとうございました」
お二人に頂いた「縁の芽」を、新しい土地でも精一杯、伸ばしたいと思っています。
そして・・・いつか、どこかの発達支援関係の場所で、笑顔でお会い出来る日を。
それまでは、息子と二人三脚+αで、とてもとても楽しみに待つことにします。
 
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コメント


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岡山!

おお、岡山といえば感覚統合で有名な若松かやの先生の「ぐるぐるめろん島」のあるところですね!
それにしても、自治体で格差はすごいらしいと思っていましたが、そこまで進んでいるなんて、正直羨ましいです。
息子君にとっては、新しい環境で落ち着くまでつらい思いをすることも多いかもしれませんが、きっとすばらしい航海の始まりになることでしょう。
どうか良い船出を!

なかさん☆ | URL | 2008年10月11日(Sat)01:57 [EDIT]


環境の変化は、大人にとっても子供にとっても
大変なことです!息子君にいい環境をと考えるのは必ず必要ですもんね!

ママさんも、忙しいでしょうが健康に気をつけてくださいね!
新しい土地で、楽しめますよう応援してます!

たっとぱぱ | URL | 2008年10月16日(Thu)12:47 [EDIT]


なかさん☆

感覚統合、いいですねえ。
息子に合っているならやらせたいです。
 
合う合わないは、やはり「体験」をしてから・・・。
と思っているので、機会があればぜひ!ですね!
 
そして、自治体によっての格差。
ウチは転勤族やから、色んな地域を調べたりします。
でも、その地域の目の差もかなりあるように思われて。
 
発達障害っぽいなあ、って程度を参考に言うなら
「男の子はそんなもん、そんなもん」と、地域全体で、「ちょっとヤンチャ坊主」って温かい目であったり、逆に「ちょっと疑わしいなら専門の幼稚園をオススメします!」みたいな役所もあって。そして、そういった地域では子どもがギャイギャイやってると、「あ~、また怒られてんなあ 笑」では、済まされず「ソレ、虐待や!通報しとかんと!」みたいなノリであったり。
 
地域によってバランスの取れている土地柄というのは、どこも難しいようですが、療育の点だけに焦点を当てるなら、自治体の力量もあると思います。

ママ | URL | 2008年10月20日(Mon)14:55 [EDIT]


たっとぱぱさん

ありがとうございます。
 
そうですね~、環境と一口に言っても本当に様々ですもんね。引っ越しが息子のスイッチにならないように、(いえ、当然ストレスは掛かってますが 汗 頑張りたいと思います。

ママ | URL | 2008年10月20日(Mon)14:57 [EDIT]


 

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