愛ダケじゃ、育たない。

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支援との付き合い方

発達支援のアレコレは、多い。
 
部屋を構造化して~、視覚支援から~、なんて。
もう、とっつき難いったらありゃしない。
 
でも実は。
支援って、意外と簡単やんな~、と思ったりして。

 
感情表現が苦手な息子は。
自分の気持ちを上手く伝えられない。
 
数えるばかりしか、会った事のない人になんて、
「こんにちは~」 と笑顔で声を掛けられたら、即座に 固まる
   
親にまで、イヤな気持ちを言えない。
 
なんだか、グズグズしてるなあ、と思えば。
幾日か経過した後に
「息子ちゃんね、パパと一緒、イヤな気持ち・・・」 なんて、ぽつりと言う。
無論、「なぜ、イヤなのか」なんて、こちらが聞かなければ、一生言わない
 
「どうしてイヤ?」
「・・・」 俯いたまま無言
「こわいん?」
「・・・ちゃう」 消え入りそうな声で
「ママに教えて?」 同じく小さな声で
「・・・くちゃい・・・」 そっぽを向いたまま、一言のみ (隣接している部屋でパパ撃沈
 
勿論、「イヤな気持ち」 「寂しい気持ち」 「ウレシイ気持ち」 なんて言葉は。
場面に応じ、私が言いながら使い分け、(表情も大袈裟に作って! 使えるようになった。
 
そんな息子だけど、本人が好きでやっている遊びの最中になら、なんとか。
要するに「ウレシイ気持ち」の時なら、自発的に自分の気持ちを言える。
 
息子は料理が好き。
二歳代は主に、コネコネ、混ぜ混ぜ専門だったけれど。
三歳少し前からは、息子専用に包丁を与え、(幼児用 ちくわ、こんにゃく、菜っぱ・・・。
乱切りに毛が生えた程度だが、毎日、ママお手製のエプロンを付け台所に立つ。
 
ピーラーを使い、人参、レンコン、牛蒡の皮も剥く (勿論、ガタガタですが
卵を割り、シャカシャカ卵白と黄身を混ぜ合わせ、生姜もついでにすりおろす。
決して、料理の手伝いそのものが上手なワケじゃない、けれど。
お手伝いをしながら、息子は。
 
「あのねー、あのねー、あのねー」 と、
話し始めは決まって「話したい言葉」を、何度も何度も繰り返しながら話始める。
 
「お買い物行ったやん、お買い物・・・お買い物・・・お買い物、行ったやん・・・」
「うん、行ったねえ」
「お買い物、行った・・・お買い物でー、ウルトラマン、買ったねぇ~」
「うん、ウルトラマンの何、買うたんやっけ?」
「ふりかけ!」
「そうそう、お買い物行って、ウルトラマンのふりかけ、買うたねぇ~」
「うん! やから、白ご飯?」
「そやな~、ふりかけ、したいん?」
「うん、息子ちゃん、ふりかけしたいねん~」  といった感じ。
 
最終の「ふりかけしたい」だけを、言いたいがために。
昨日した「買い物~」から、話し始める辺りが、思いっきり遠回りだが。
いつも息子はこんな風に、順序だてて、詳細を切り捨てず話す
「ねーねー、昨日買ったアレ、したいから、白ご飯~」 なんて言わないし、
「ふりかけしたいから、白ご飯しよ~」 とも言わない。
 
けれど、私は。
この時間が、一日の中で一番好きだ。
男の子だから、いつか台所に二人で立つなんて、しなくなるかもしれない。
だけど、息子が自分の気持ちを、懸命に伝えようとしてる時間。
何度、同じ単語を繰り返し聞かされようとも、一番好きだ。
  
ふりかけは、白ご飯の時だけ、と教えた日があった。
卵は固いシンクのふちで、「コンコン、カチ」音が変わったら割れたんだ、と教えた日も。
穴の開いたレンコンさん♪と、歌いながら、指の皮を削った日もある。
コンロに近付きすぎて、熱さに無言になったまま、つくねを鍋に入れた日も。
炒めモノの「ジャーッ!」の音が怖くて、台所から走って逃げた時もあった。
 
だけど、こういった日常に隣接している出来事諸々、こそが。
療育に繋がると思う。
 
毎日毎日、伝えたい事を、自ら懸命に伝えようとする時間。
小さな手を動かして、「自分が食べる、今日のゴハン」を作っている時間。
昨日出来なかった事が、今日は出来た笑顔。
昨日は出来たのに、今日は失敗したベソ顔。
 
自分の気持ちを懸命に伝えながら、自己否定と自己肯定を学べる時間。
どっちが良くて、どっちがダメだなんて、んなワケなくて。
だって出来上がった料理は、いつもオイシイ! 
 
療育の先にあるモノは。
息子と二人台所に立つ、一連の先にあるモノと似ている。
専門施設での療育も、必要だと思う箇所も息子にはあるけれど、私は。
私なりのやり方で、それがどんな教科書に当てはまらなくても。
息子と二人、明日も明後日も、その先も。
 
「家族の食べる、ゴハン」を作り続けたい。
 
 

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コメント


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環境つくり!

そうですね!
本に書いてあることは、四角四面で理解しづらい
ことが多いです。

子供にとっても、親にとってもリラックスして
語り合う事をする場所、時間を作る事が重要なんでしょうね!

子供だけでなく、親同士もきっと!
家族みんなで、ほんわかできる場所が造れる
それが、環境づくりなんではないんでしょうか?

たっとぱぱ | URL | 2008年11月18日(Tue)09:14 [EDIT]


ええですねぇ~。二人一緒にご飯づくり。
うちもお米の計量と米研ぎ、炊飯のスイッチを押すという一連の作業は息子の仕事です(というかさせないと荒れる)。
それ以上の調理も興味があるのでさせてやりたいのですが・・・危険な程に片付かない台所なもので(滝汗)。

なかさん☆ | URL | 2008年11月18日(Tue)15:22 [EDIT]


たっとぱぱさん

そう!
環境ですよね。
 
なんというか~、家で毎日24時間向き合って。
で、療育療育、なんて必死でやってる、って。
確かに、懸命にって必要だと思うのですが、「療育」
って、丁寧に育てる事で「緩和出来る部分」があるなら、と思いつつやってくのが長続きのコツかなあ、と。
 
誰かに指示された通りに、コレはこう、あれはこうしなきゃ!みたいな方法だと、「我が子を一番知ってる親」だからこそ、の療育にはならないような・・・。
 
十人十色だから、こそ、確実に「効く方法」もある訳で・・・、ま、これは幼児の間しか効果は少ないと思うんだけども、その幼児のウチこそが「世界が広がる時期の基礎」だとも思うんですよね~~。
 
ホント、ほんわか出来る場所!
たくさん作って行きたいですよね!

ママ | URL | 2008年11月21日(Fri)21:24 [EDIT]


なかさん☆

あららら(笑
 
ま、片付けも追い追いに、って事で(笑
台所だけに限らず、ホラ、片付けもいい療育に転換させられるかもしれませんよ??
 
ウチでは小さい雑巾(息子の気に入りそうな柄の を作って、雑巾がけとかしてます(ええ、ええ、ナンにでも使ってますよ、息子を 笑
 
勿論、まだ、絞り具合が難しいねんけど、「キレイ、キレイ」とか言いながら(相変わらずひとり言で 笑
廊下、台所なんて、床をゴシゴシ拭いてます。
あ、モチロン、「仕上げはおか~あさ~ん♪」で(笑
 
お米研ぎ!めっちゃいいや~~ん!
息子もやりたそうなのですが、相当時間が掛かりそうで、今は、やらせてないんですよね~~。
 
あ!そうか、小さいボールで研がせたらいいんですよね!?んで、炊飯の時に、それと合わせて・・・!
 
そうか~~、そうか!
ありがとう、なかさん☆!
息子の家事手伝い 療育ですから、をまた一個増やせたわ~~!

ママ | URL | 2008年11月21日(Fri)21:32 [EDIT]


 

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