愛ダケじゃ、育たない。

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言葉の獲得と会話の成立は別モン

言葉が、ある。
それが、コミュニケーション性には役立つ。
 
確かにそうだろう、けれど。
息子の場合。

 
息子は、どこに連れて行っても
「よくお話出来るねえ」 と言われる。
その後、必ず 「何歳?」だとか「いくつ?」だとか聞かれるほどに。
 
だが、その「おしゃべりの内容」とは。
終始、自身の「興味のある話」である。
こちらの問い掛け、
「何歳?」に対してなら 「三つ!」の正解は息子のデータとして確立されている。
 
対してなら、と言うなら、別バージョンの場合は。
何歳? に対しては、「三つ!」と指を三本立てて、答える(視線は合わせない
問題は、
「いくつ?」 と聞かれた時、または”方言”で 「なんぼになったん?」などである。
息子はその質問を受けた途端、その場で固まるか、全く別の話題を提供し始める。
 
年を聞かれる、と言うことは。
息子の年齢を知らない、全くの赤の他人に顔を見られながら問い掛けられる、という事だ。
そう、電車で偶然隣合わせたダケの老婦人に、年齢を尋ねられる時もある。
「おいくつ?」 なんて、上品に柔らかな声と笑顔で問われても、
今までのおしゃべりはドコに消え去ったのか、息子は瞬時にフリーズ。
そして、次に口を開いた時には
「・・・、のぞみ乗ったねん!早いねん、GO! GO! らっらんらららん♪」 と歌い出す。
母親の私は、慌てて。
「ちゃうやろ? 何歳?って」
「!! 三つ!」 てな具合で。
私の問い掛けがある場面でなら、「あっ!」って顔をして、得意げに指を立てるのだが。
ワザと聞こえぬ振りで、素知らぬ顔を続ければ、その「全く関係ないおしゃべり」は。
延々と、続く。
 
それは、日常の遊びの中でも、言葉が増えれば増えるほどに特異さを際立たせる
 
息子がお医者さんでの、ごっこ遊び。
「どこが痛いですか~?」
「頭が痛いんですけど~」
「はいはい、それなら~~」 と、おもちゃの体温計を片手に聴診器を首から下げて。
「お熱がありますから、お薬です、はい、どうぞ」 と2種類の薬を処方してくれる。
だが。
 
「どこが痛いですか~?」に対して
「いや、痛い所はないんですけど、なんだか、鼻水が出ます」や
「う~ん、お薬はいいです」 といった、イレギュラーには対応出来ない。
 
「鼻水が出ます」なら、鼻に聴診器を当てる事もなく、胸に当てる事もなく。
「・・・どこが痛いですか~?」と繰り返す。
「う~ん、お薬はいいです」 でも、同じ。
瞬時固まった後に
「・・・どこが痛いですか~?」 と、また聞きなおす。
 
言葉が在って、会話が成立する、という事は。
「う~ん、お薬はいいです」と言われた時に 
「え?お薬飲まなきゃ、治りません」や、それが例え、単語でもいい。
「お薬!」だけでもいいのだが、息子はそれを思いつかないのだろうか。
 
また、息子には形容詞をたくさん教えてある。
「落ち葉がきれいね」と言うだけでは、「なぜキレイ」なのか、が理解しにくいかな、と
思っていたので、最初から、声掛け (首が座った程度から 
「ほら、見て~、ヒラヒラ風と踊ってるみたいやねえ、キレイやね、ダンスみたいやね」
「黄色の葉っぱ、赤い葉っぱ、あれれ、茶色もあるやん?色んな色、キレイやね~」
といった具合に、お陰で元来のおしゃべりが、益々おしゃべりの母親になりましたケド (笑
 
形容詞は実年齢よりかなーり、使える。
が!
観覧車が印刷されたマップに数字が振り分けてある、同じ数字が木の玩具の動物にも。
マップ上に正しくマッチングは出来る。
要するに 1の数字の下に、1の刻印のある動物を置く。
で、観覧車の、一番上に来た動物の気持ちを
「ねえ、ねえ、このキリン高い所まで来たねえ!」 と聞くと。
「うん」
「ほんなら、キリンさん、”どう”思ってるかな」 と聞いたところ。
 
「高くてキレイー!」 であった。
3歳9ヶ月児の答えとしては、観覧車だし、全くオカシクないけれど、その後。
「何がキレイなん?」と聞くと、無言で、その後。
 
「えーっと、えっと、びっくり~~!」
「え?何でびっくり?」 と聞けば。
「えーと、えと、えっと、びっくりー!は、葉っぱ!」 と言う。
 
その後、「びっくりは、葉っぱやの?」と聞くと、無言でレゴを組み立て始めた息子。
 
風景と言う言葉を知らなかったから、の返答なのか。
観覧車に、息子は何度も乗っていて、その都度、「遠くまで見えるねえ」「高いよ~」と。
思い付く限りの、状況や気持ちを伝えたつもり、だった、けれど。
なぜ、「びっくりー!は、葉っぱ」なのか、全く理解出来ない。 
風景と言う言葉を知らなくても、「ずーっと遠くまで見えるよ」や「車が小さい!」とか。
何かあるだろう、と思うけれど。
息子にとっては、精一杯の答えだと知っているから、私も一緒にレゴを始めた。
 
確かに言葉が在る場合、コミュニケーションが取れる。
けれど、取り易いのとは違う
あればあるだけ、口をついて出てくる言葉の真意を、常に探りながら会話をする。
 
・・・未来の道具をポケットから出す、猫型ロボットに。
「翻訳こんにゃく」をクリスマスプレゼントにお願いしたい気分やけど。
ウチにはまだ、学習机がないので。 
やっぱり私が翻訳しつつ、推察しつつ、お付き合いせなあかんよなあ (笑
 

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コメント


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翻訳こんにゃく!

ええですな~。うちもほしいですぅ。
うちの息子も本当におんなじです。
わりに人懐こくて、初めての人とでも躊躇なくおしゃべりしたがるタイプなのはいいんですが。
んがしかし、他人の言葉が理解できないことがしょっちゅう。ひたすら自分の聞きたい事、言いたい話題を繰り返すばかりになります。そのつど私が翻訳に入ります。
んがしかし、先日それなりにかみ合った会話をバス乗り場でよその老婦人と最後まで続けていて、母は涙が出そうになりました。ちゃんとバイバイもできていたし。
多分その老婦人が子供の相手になれていたからでしょうけれども。
これくらいのことで感動できるなんて、なんて自分は幸せなんでしょう(爆)。

なかさん☆ | URL | 2008年12月19日(Fri)14:42 [EDIT]


こんにちは^^

非常にうちの次男と似ています。うん、めちゃくちゃ頷きながら記事を読ませてもらいました。私も「言葉の獲得と会話の成立は別モン」を目の当たりにしている一母親です。。パターン化した会話なら次男もできるのですが、イレギュラーなものに対してはフリーズです。。一方的に自分が思ったことを話すのはうるさい位喋るのですが^^;会話ができるまで、道のりはまだかかりそうです。。

ニコ | URL | 2008年12月24日(Wed)18:38 [EDIT]


なかさん☆

でしょ~~。
 
時々、「あああ~~、今の、もう一回!?」
なんてね、息子に言いたくなるときもあって。
それでも、理解出来ない・・・と思うと。
登場して欲しくなるんですよね、「未来の猫型ロボット」に (笑
 
噛みあった会話の時!
もう、ああ、通じてるんだ~~、と!
誰も見てない場所で一人、ガッツポーズですわ!
ええ、親バカですけども、「コレとコレは分かって(理解して 使ってる!」って判断できた時には、そりゃもう、涙涙ですから。(笑
 
こうして「会話」が出来るんやろか、少しずつでも溝は埋めてやれてんのやろか、ってね、また涙。
 
・・・親って、ホント、バカですよね・・・(笑

ママ | URL | 2008年12月29日(Mon)23:13 [EDIT]


ニコさん

ニコさんの息子さんもですか・・・。
 
そう、会話って瞬間的な物ですよね?
聞き取りが確かに苦手なのはあるけれど、それが「理解」出来てるのか、どうか、がすごく気になって。
 
理解出来ているなら、ゆっくりでも会話できれば、「おっとりタイプ」として成長していくのでしょうが、(コレから出来る息子の友人達にとっても 理解出来てる?
と思うことも多くて・・・。
 
長い道のりですよねえ、実際。
けど、親の道ですもん、ねえ(笑
お互い、ぼちぼち頑張りましょうね~。

ママ | URL | 2008年12月29日(Mon)23:17 [EDIT]


 

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