愛ダケじゃ、育たない。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

RDI対人関係指導法の効果をあげるには

以前、RDI対人関係発達指導法を、少し学んだ時期がある。
専門の機関でなく、園からの紹介といった形での日本の大学内で。
 
そこで教わった事、自身が痛感した事、多くあるけれど、現実には。
確かに、理論上は可能だと思う、けど実践した感想として。

 
あの指導法(療育法 は、第一に信頼関係が結べている
「親でなければ勤まらない」 し 「親が意識して24時間行うべきだ」 と感じた。
 
なので、指導法を専門機関で教わったとしても、
肝心な親が、完全な理解力と判断力と必要性と応用力 (心理士、療法士に匹敵する資質 を
備えていなければ難しい、と思う。
 
キツイ言い方だけれど、
「自閉圏にいる我が子を、何とか治したい」 なんて考えでは、無理。
軽度で、言葉もある程度表出はしているけれど、やっぱり少し違う、なんて場合に、
この療法は最善なのだろうと、確かに思うけれど。
それを「療育」として、家庭で親が行うとなると、親に負担が掛かりすぎる
 
日常の遊びの中で、目と目を見つめ合わせながら同調した行動を取る 
(歩く時に、手を繋ぎ歩調をまず合わせながら歩調を変える、その際、言葉で
 「ゆっくり行こうよ」 等を言わずに、黙って歩調で示し、それに合わせられるよう促す
といった方法があるけれど、現代の親が一日何時間歩くだろうか?
それを実践するのに、2日おきにスーパーに買い物へ歩いて行ったとしよう。
そこで、行き帰りの飛び出しや真っ直ぐに歩けない視覚優位と闘いながらも、
やっと店内へ到着し、走り去って行く我が子の背中を追いかけ、また、手を繋ぎ直し、
買い物カゴを携えて、えーっと今日の特売は?何て考えながら、歩調を合わせる・・・
青果コーナーはゆっくりと、お肉のあたりで加速して、日配棚あたりで、スローダウン。
 
 
 
・・・どう考えても、できひん (泣
(いや、やっててん、実践してたからこそ、その修正箇所が気になんねん
 
 
他にも多くが、生活の中で親も子も楽しみながら療育出来る、といった部分があるが、
布団を干した時には、布団の上に手を繋いで「目と目を見つめ合わせながらダイビング」
なんていうのも、マンション住まいで布団なんてベランダから下げられない住環境で、
週に一度干せればヨシとした日常・・・、その中で。
干した後、取り込んである布団にダイビングの楽しみを子供が覚える事はあっても、
ママと一緒にダイビングだから、楽しい! を、覚えてくれるかどうかに疑問が残る・・・
 

私はRDIをかなり自分流に手を変え品を替えつつ、今まで生活の中に取り入れてきた。
それもこれも、当時に関わりあった方々の熱意と真摯さに敬意を表しているからだ。
少しでも、コミュニケーションが発達すれば・・・
少しでもこちら側の意思を思いを、察してくれたら・・・と、まだ幼い子供達に対しての、
真剣な取り組みを目の当たりにし、汗を光らせて向き合ってくれた、その姿勢を知っているから。
 
布団にダイビング、は、やはり、ママと一緒だから楽しい! に発展せず、
息子は取りこんである洗濯物にでさえも、(畳んである ダイビングする楽しさを覚え、
歩調を合わせるに至っては、スーパーの店内で、
「5枚切りのパン、持ってきて?」 の指示と 「いつもの牛乳、一本ね」 の
指示理解に繋がった。
 
そう、一人でいつもの銘柄のパンを選び、店内のママを探してカゴに入れてくれる。
牛乳は好んで飲まないが、ママがコーヒーに入れる牛乳を選び、持って来る。
大切なのは、
「大好きなママを探して」
「大好きなママが飲む、牛乳」 だから、持って来る、の点だと思う。
それが例えば、息子の中で「道具化された身近な大人の指示」でも構わない。
自己完結の多い感情に、自身が求められたタスクとスキルを把握出来ていれば良い
 
自身に求められている事=対人が求めている に、対して、
やりたい事(お菓子コーナーでお菓子を選びたい に優先項目の1位をつけず
ママの指示 (お買い物のお手伝いをする が優先される。
それはママが怒るとコワイから・・・、かもしれない。
息子本人の一定の儀式化された行為・・・、かもしれない。
それでも、「自分の気持ちだけを優先」するより、
 
「わ!いつものパン、ちゃんと5ってあるね!ありがとう~」 と自分に向けられた
花丸笑顔の「一番身近な大人」が自己肯定と自尊感情を育んでくれる。
そして、成功例からしか学べない息子の特性は伸ばせる
 
場面を変えても、「成功すれば花丸笑顔のママが待ってる」を安定要素に組み入れれば、
体験を元に。
 
「成功するには、どうしたらいい?」 を発達に応じて経験の過程で学ぶ。
 
自閉圏の子供が何度怒られても、同じ事例を繰り返すのは、
「失敗からは学ばない」からだ・・・、それなら、成功した時に学ばせる。
ママと一緒やったら、何だか楽しい! と共に。
洗濯物の山が崩れても、怒らずに、息子を後始末に引っ張り込んで、
タオルの畳み方、パパのシャツの大きさ、ママのパンツの可愛い柄 (笑 を。
視覚から目に入れながら、畳む事の楽しさ、大変さ、収納に至るまで、
テレビを消して、ママの声に強弱をつけながら、聞き取りの不安定さへの訓練も兼ねて。
 
Tシャツと、下着のシャツと入れるところがなぜ、違うのか。
同じズボンだけど、どうして長さが半分のズボンがあるのか。
穿くもの、着るもの、その違いもダイビングをした後に、教えればいい。
 
同じ歩調で歩けるようになったから、といって。
誰かの心を察する、場面を察する能力がイキナリ開花するワケじゃない。
ゆっくりと歩きたいと言う相手の本心を伝えなければ、通じない。
「ママ、足が痛いねん・・・、ゆっくり行こか」 と言えば。
「そか~、ほんなら息子ちゃん、おんぶしたろ」 と言える心へリンクさせる。
それが5枚切りのパンであり牛乳であり、対人関係だろう。
 
どんな療法であれ、子供に合わせてとはよく言われるが、
それは子供の持つ特性に合わせては当然だけど、
「現時点での子供の発達状態」に合わせる事、「親の日常を鑑みる事」が必須項目。
 
育児に近道はない。
回り道、迷い道の道端にこそ、答えがあると思ってる。 
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害・自閉症へ いつも応援ありがとうございます。
 

関連記事
スポンサーサイト

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

そうか…

失敗からは学ばない。

そうですよね…改めて文章で読むと、目からウロコでした。

何度言ったらわかるの、と一番よくない叱り方を自己嫌悪と共にしながら、でも本当になんで、何度言ってもわからないんやろう、と素朴な疑問でした。

失敗や否定から学ばないからなんですね。

それにしてもママさんの育児はすごいです。
挫折ったって、やろういう姿勢がまずすごいです。

心身ともに健やかな時でないと非常に非常に難しいことではありますが、まずは親であることを楽しむ、日常生活を切り盛りする立場である自分を楽しむ、そういう気持ちが一番大事なのかな、と思う今日この頃です。

桃 | URL | 2009年04月15日(Wed)22:25 [EDIT]


まさに・・

今日も約束したことを守れず何度も
繰り返すのでへこんでいたところです

そうなんですよね・・・
失敗からは学べないのですよね
わかってはいるのに

へこんだのは息子が約束を守れなかった
からだけではなく、そんな息子にイラだって
しまったり、「どうしてなの?」と
言ってしまう自分がイヤでです。
反省・・・

明日は笑顔でいたいなぁ

yocky | URL | 2009年04月15日(Wed)23:04 [EDIT]


はじめまして^^

ママさんのクールな文章に迫力があって
つい引き込まれました。

「失敗から学ばない」とは,本当に実感を持った

言葉だなぁと思います。

全くその通りだと感じます。

いわゆる「般化」が難しいのですね。

ママさんが,生活の中で,いろいろな工夫をされていて,
参考になります。

お礼もこめて。

なーご | URL | 2009年04月17日(Fri)22:55 [EDIT]


桃さん

「何度言っても分からない」って親にしてみたら、すごくストレスですよね。
 
意味が分からないのか、それとも言葉そのものを理解出来ないのか・・・と。こちらからの手段を変えなければ決して通じない。オマケに何度も、ヒトツフタツじゃない24時間とくれば、「キー!」ってね(笑
 
そうやね~、「息子の出来た!」を楽しみに、というか、試行錯誤する時も楽しみながらやってますよ。
「キー!」って言いながら・・・、課題案件をヒトツ、クリアした時のような気分で(笑
 
「やらなくちゃ!&やらなあかん!」と思うより「やったるで~&やってみせんで~」の気持ちで向かう方が、なんとなく私には合ってるんやろね~。
 
桃さんにも、きっと出来る!
こうして子供を学ぼうって姿勢がありますやん?
一緒に一歩ずつ、ボチボチ行こか~! です。

ママ | URL | 2009年04月20日(Mon)09:58 [EDIT]


yockyさん

私は、「何で出来へんの?」と言う事は殆どないけど、「どうしてせぃへんの?」といったオープンクエスチョンは言う事ありますよ。
 
すごく時間を掛けてですが、最近は答えてくれる息子ですが「どうして」や「なぜ」はいずれ息子の生活で必要になると思っているので、ママがどうして怒っているのか、も説明してます。
具体的に端的に(ここが難しいですけども 笑
そして、ええ、めっちゃ時間掛かりますけども(苦笑
 
そして、また同じ事をされると、凹むどころか、寝込みたくなりますね、はい(笑
 
私達の子供は、私達の笑顔をみて「自分の成功」を学びます。怒った顔を見て「自分の否定」を学びます。
そこから「笑顔を見たいな」に直結してません。
 
怒った顔、泣いた顔もいいのではないかな?
そして、そこを「教えられるチャンス」だと思って。
ありのままに育てようとは、発達障害児によく言われるけど、それって、「子供のありのまま」を育てるって意味もあると思いますが、「親のありのままを必要としてる子供」でもあるってワケで。
 
毎日、晴れなワケじゃなし、たまにはドシャ降りの雨でもいいですやん? それが人間ですよね~。
てことで、コチラ本日、蒸し暑い花曇りな一日です。
 

ママ | URL | 2009年04月20日(Mon)10:19 [EDIT]


なーごさん

初めまして。
ご訪問とコメントをありがとうございます。
 
そう、「般化」です。
一般化する、応用力ですね。
 
けど、人って失敗から学ぶ事って大きいですやん?
それが弱いねんな~と、思うと毎日試行錯誤ですわ。
成功体験だけからしか学べないってのは、「打たれ弱い」って事で。社会に出ると致命傷やね~ (苦笑
 
クールな文章なんて、とてもとても。(汗
必死で冷静に書こうと、下手なタイピングで・・・、ま、母親は「打たれ強いが、打ち弱い」ので(苦笑 
 
致命傷にせず、理解させるのは、「失敗の結果」を視覚で認知させると息子は理解が早いような気がしています。なので、ケガ、事故などの場合は、骨の一本二本は、覚悟かもな~と。
 
こちらこそ、なーごさんからも学ばせて頂きたいと思っています、URLがあったので、ぜひお邪魔させて下さい!
 
これからも末永くよろしくお願いします。
 

ママ | URL | 2009年04月20日(Mon)10:28 [EDIT]


ママさん

コメントへのお返事、ありがとうございます。
それにしても…親である私自身かなり濃厚に傾向ありだと確信してますが、遺伝的要因ということも配慮すれば傾向ありな親は一般的に言っても多いと思いますし、それも関係あるのかないのか鬱になる親も多いと聞きます(これまた身に覚えありですが)。
そんな環境の中、発達障害の子供に親がしてやれる、してやるべき、好ましい対応策…何法であれ、まず普通の(ってまたわかりにくい言葉ですが)育児だって私みたいな親にはいっぱいいっぱいだったりするのに、なんかすごく過度に負荷かかってる気がするんですよね…
いえ、愚痴を言っても始まらないのはわかってるんですが、何もこの程度のことで(とあえて言う)悲劇のヒロインぶるとかじゃなくてですね、なんかどうもね。
私は時々自分の子供じゃないんだ、引き取って育ててるんだって思おうとしたりしてます(笑)
情けないですけど、我が子だと思うから過剰な思い入れがうまく作用せずに自家中毒起こしたりすることがよくある気がするので、ママさんが時々書かれているような、親であるからこその療育者としての葛藤のようなとこからはだいぶレベル下がった話で申し訳ないんですが(笑)親であることは何があっても消えない事実なんで、冷静になるために、親切な第三者の目を持とうとあがいています。そうでもないと、親であるという自覚だけでは、人一倍根気のいる育児を継続させていくのはキツいなあなんて。まだまだですね~。

桃 | URL | 2009年04月20日(Mon)14:25 [EDIT]


そうですね!

親だって人間ですからね
情緒安定の為に、やる事は溜めないように
しないと・・(^^;

最近
「僕が頑張れば、お母さんはニコニコ笑顔に
なる」とか言いながら作業してる時も
ある息子です

あと・・
リンクさせて頂いてもよろしいでしょうか?
よろしくお願いします

yocky | URL | 2009年04月20日(Mon)22:17 [EDIT]


桃さん

過度な負担・・・分かりますよ。
私も同じですもん。
 
理解出来ない、と思うとき、それってピークです。
でも、理解してやるで~、(笑 と思うとき。
そこが私の出発点ですね。
 
それって、子供に対しての愛情だとか母性だとか・・・そういった物ではなくただ自身の探究心と好奇心、だったりします(笑
 
それが療育上、好ましい好ましくないに関わらず、
「母親だから知りたい」とエゴ丸出しな部分でもあって。
 
母親が悲劇のヒロインになってるサイトもありますね~、確かに。
でもその場合、そういった時期やねんな、と。
なんというか、悲劇なのは親に先に逝かれる、子供ですからね、現実。(あえて悲劇という言葉を使えば 苦笑
 
軽度の発達障害なら、落ち着き無く集中力がない、って形で、学校でも成績は下の上か、中くらい程度ってパターンであえて療育せずとも卒業は可能ですもん。
問題は卒業してから、の方が遥かに長い箇所で・・・。
 
ヒロインぶってもいいですやん?
だって、本人はホンマ辛いねんな、と思うんです。
(この場合、育てておられる親御さんですね。


我が子だからこそ、思い入れもあるから、が、実は最大の原動力になりえます。
 
そして、それらが負担になるのも事実です。
親をやらせてもらってんだ、ってね、預かってんだ、って思う事が、確かに第三者の目を持つ事でしょうね~。
 
そこに結果はあります。
けれど、その結果は誰かに論じられる物ではなく、
自身の過程=やってきた事=自己満足 にしか過ぎない場合もあります。
 
ですが、それが多分、親なんやねんな~と。
そう、親バカって事やねんな~と思っています。
そんで、子供も。
発達障害を持っていても、幼い子供であって、
好きで産まれたワケじゃないかもしれませんし、アナタを選んで産まれたのかもしれません。
どっちにしても、もう、生まれてんねんし。(笑
どっちにしても、私が先に逝くねんし。(笑
したら、縁を結べている、預かってる期間ダケは。
愛ダケじゃあかんとしても、育てんねん、って感じで。
 
私もホンマ、まだまだです。
育て終えれた、と思うまで・・・いや、命が多分、尽きるまで、親で子であり続けなあかんねんし(笑
 
人一倍のやりがいを授かってんねん。
ボチボチ、行きましょう~(笑

ママ | URL | 2009年04月21日(Tue)11:19 [EDIT]


yockyさん

そうですか~。
 
ニコニコが大好きやねな~、カワイイですやん!
 
リンク、歓迎します!
こちらも張らせて頂いてよろしいですか??
これからもどうぞよろしくお願いします~~。

ママ | URL | 2009年04月21日(Tue)11:20 [EDIT]


ありがとうございます

こちらこそ
よろしくお願い致します

ママさんのところで
勉強させて頂きます

yocky | URL | 2009年04月21日(Tue)16:46 [EDIT]


yockyさん

お互いに、勉強しつつ、ですね!
頑張りましょう~~。

ママ | URL | 2009年04月25日(Sat)21:58 [EDIT]


 

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。